【学習計画】低学年時の中期学習計画を考える(戦略)(2024年3月)

低学年時の中期学習計画について、新小4の時点までの全体像と各科目の目標到達点について考えましたが、今回は、それらを達成するための戦略について考えます。

中学受験に向けた私の戦略は、①先取り、②朝の勉強習慣、③Ankiでの暗記、の3つです。

このうち、①先取りは賛否両論ありますが、私は断然肯定派です。無理してまで進める必要はないと思いますが、できるのであればさっさと身につけてしまうのが良いと思っています。公文式はその点で非常に優れた教材だと思っており、我が家の場合、公文式なくしてここまでの先取り戦略は取れなかったと断言できます。

公文式の教室にもよるのでしょうが、息子と娘は学年をはるかに超えてガンガン進めさせてもらえました。ふたりとも、親から見て進度が早く理解がついていっているのか少し不安になることもありましたが、公文教室の先生がよく見て下さり、相談しても「内容はちゃんと理解しているので大丈夫です」とおっしゃっていただけて、安心して先に進めることができました。おかげで息子は年長時に算数と国語で幼児優秀児認定テストに、娘は年中時に算数で幼児優秀児認定テストに合格することができました。

せっかくのアドバンテージですから、この先も先取りを続けていき、中学受験を先手必勝で乗り切りたいと思いますし、つまずくことがあってもこの先取り分を貯金として切り崩し、じっくり向き合っていきたいと思います。

次の②朝の勉強習慣については、そのままです。習慣化するにはとにかく朝が良いと思いますし、子供たちも疲れがない朝の方が圧倒的に集中できているように思います。朝の1時間は夜の3時間などと言われることもありますが、子供たちの勉強を見ていると、本当にそのとおりだと実感します。朝すべきことを夕方や夜に伸ばすこともありますが、その場合は夕方や夜の勉強が非常に非効率に見えますし、場合によってはやらないままその日を終えてしまうこともあります。朝の時間でしたら、私も出勤前で時間がとりやすく、一緒について勉強を見られるというところも、朝の勉強習慣のメリットです。

実際のところ、息子はかなり朝の勉強習慣がついてきていると思いますが、娘の方はまだまだです。現状、娘の場合は、朝は15分も集中できれば良いほうだと思います。そして、残りを夕方にやって非効率な状態で時間がかかってしまっているので、娘についても1年をかけてさらに大幅に朝型の勉強スタイルに移行したいです。

最後の③Ankiでの暗記は、中学受験に限らず、勉強自体の在り方を変えるものだと思っています。というか、私自身、Ankiを使うようになって、暗記系の勉強の仕方がかなり変わりました。詳細はまた別の記事で書きたいと思いますが、スマートフォンアプリであるAnkiを使えば、エビングハウスの忘却曲線に基づいて、適切な間隔で復習をすることができます。復習のスパンをマネジメントする必要がないことに加え、いったんAnkiに入れてしまえばAnkiでの復習を続けている限り半永久的にその知識に触れることになりますので、まさに知識を血肉とすることができると思います。

Ankiは、音声再生機能もあるので、主に英単語などの語学学習に使われているようです。私自身も、TOEFLの対策として英単語を覚える際に非常に重宝しましたし、Ankiがなければ留学に行けていなかったと思っており、その存在にはとても感謝しています。

Ankiの使い方を紹介しているサイトなどを見ると、医師国家試験用に活用されている方も少なくないようですが、このように自分で自由自在に内容をカスタマイズでき、適切な間隔での復習を提案してくれる秀逸なアプリですので、このAnkiを英単語の学習だけに使うのはもったいないです。

基本は単語帳ベースですので、暗記科目であれば、漢字、語彙、ことわざ、四字熟語、社会の用語、歴史の年号など、何にでも応用ができます。画像を取り込むことも可能なので、テキスト化しにくいものも扱えます。

中期学習計画のうち、国語の漢字と語彙、社会の用語、英語の英単語は、このAnkiでの暗記を軸にして続けていきます。日々、新しいカードの習得と以前までのカードの復習を通じて、少しずつではありながら、着実に中学受験に向けて成長していくための、最強のツールだと感じています。

以上が、低学年時の中期学習計画でした。当然、状況を見て適宜修正を加えていきますが、上記の戦略については最後まで大幅に修正することはないと予想しています。